181111-日本の原風景


どもども。

モノの多くは、寿命があります。

現代。
家電製品などは、その寿命をコントロールし、必ず壊れるように製造されているといわれています。これは、経済循環を生むためには必要な考え方・・・と、いつの間にか正当化されています。
たしかに、云わんとしていることはわからないでもありませんが、その考え方でゴミは増え、自然は侵され、徐々に自分たちの生きる空間を苦しい状況に陥らせています。「地球温暖化」の実際の原因はわかりませんが、人の生活が関わっていることがあると考えても支障はないと考えています。しかしながら、そんなことには触れられもせず、さも地球環境が変動しているかのように私たちは知らされています。
IT化に始まり、AI化も進む中で、疑問を持ち考えるという行為をだんだんとしなくなることで、今後、いままでの常識はなくなり、考えもつかないような異常な事態が起こるかもしれません。先程の物事のように。

建築もその道を進んでいると思ってます。
戦後の高度経済成長の中で取り組まれたプレファブ化。いまでは超高層ビルや高層マンション、ハウスメーカーによる規格化住宅などなど、差異の少ないデザインとすることで生産性と経済性を高め、最低限のニーズに応える形が確立されています。要するに、狭い範囲の中で選択を迫るように仕向けられているわけです。

それ以前はどうであったかというと、さらに選択の余地はなかったわけです。地域にあるものでしかできなかったわけですから。
ですが、その分、個々の自由度は大きかったように思います。個々の暮らし方に合わせ空間がつくられていく。それはものの形ではなくて、その人の行為ができるように空間がフレキシブルに機能していたということです。

こうした空間の使い方は、それを使う人を選ばないので、多様性に富んでいます。
現代の"個"に対する間取りづくりの考え方では実現できない素晴らしい空間手法です。

こんな素晴らしい考え方であった伝統の建築は、徐々に失われようとしています。
それは、最初に述べた見せかけの考え方によって、使い続けることがおかしなことと思わざるを得なくなってきているからだと思います。

そんな考え方を脱却し、家を守る人になりたいと思っています。

日本では、新しい家を善しとする風潮が強いですが、世界では稀にみる考え方です。
世界のスタンダードは、古い家を修繕しながら住み続けることをハイステータスだと考えています。

本当に大切なものを考えた時、皆さんも家を守る人になっていただけるのではないかと思っています。

そんな家づくり、地域づくりを考えています。
RGでした。<(__)>rg

ではでは。

#ツツミ建築設計室 #TUTUMI_ARCHI_STUDIO