141104-グラスハウス


どもども。

単純なつくりで合理的・・・。
建物では意外とこれが大事。壁を多くしたり、新工法にするのもいいんですが、バランスがよい建物が地震や風に強かったりします。

グラスハウスの屋根面を見つつ、アナログもあなどれないな〜・・・と感じました。天窓の開閉方法などはじつによくできている。便利に頼り過ぎて”工夫”という言葉を聞かなくなりそうな心配もありますが、たまにこうした造りを見るとホッとします。


さてさて、先日、”房総スターマーケット”というイベントがあって、大多喜の”ハーブアイランド”へいってきました。
Facebookにもアップしたので見た方もいると思いますが、こんな感じの場所でした。

141104-ハーブガーデン


141104-インナー小屋

イギリスの”クリスタルパレス(水晶宮)”が頭に浮かんだこの感じ、なんかピンと来るものがありました。


最近は、環境との共生、自然を家に取り込む・・・ということを考えながらデザイン提案をするようにしていますが、イメージとしては”農住”が強いです。
生きていることで大切なものは”衣・食・住”だといわれてきましたが、”衣・住”と“食”が少し距離感があったのかな〜・・・と思います。”自分で得るもの”と”人に与えられるもの”・・・という感じで。

先程の写真にあるように、農スペースと小さな住スペース(必要な住スペース)が一つ屋根の下に置かれている感じがこれからの家のイメージなんじゃないかと思います。
現実的にどう構成していくかは敷地の実態に合わせないといけませんが、”食”と”住”のつながりを持たせた住環境は必要になってくると思います。

農住型別荘は、いまや全国に点在し、人気もあります。体験農業も増えてきていますが、ガッツリ・・・というものはまだまだ少ないようです。そもそも、食は生きる基本ですので、それが暮らしの近くにあるのは当然のような気がします。

もちろん、畑と家が隣接しているだけ・・・ということではなくて、環境全体を考えたときにそのようなスタンスがまず第一に展開されていたらよいと思っています。そうなればおのずとその周囲の環境にも気を配るようになると思うからです。
経済成長により都市部の住宅地事情はすごいものがあります。敷地は全て貨幣的価値で扱われて、どんなに狭くても利便性で価値が決まる・・・。これにはどうも合点がいかないのですが、実態はそうなので仕方ないとしても、もう少し冷静に考えて、人としてどんな環境に暮らすのが適しているのか、ということを考える人が増えてほしいと思います。

141104-パッション天井

同じハーブガーデンのレストランスペース。
天井は、本物のパッションフルーツ伸び放題で覆われています。好みはありますが、これもありだと思います。

中庭、あるいはプライベートガーデンを持つ家も増えてきました。
家の常識にとらわれず、まずは自分の家をイメージしてみてください。これを大切にしていただくともっと暮らしがおもしろくなると思います。

気分よく暮らしましょう!(^0^)
RGでした。
<(__)>rg

ではでは。

++−+ : 木を感じる家づくり