130725-建築


どもども。

選挙も一段落して、また新たな動きが見え始めた国政。いろいろと気になることがありますが、消費税の増税もその一つかと思います。
”駆け込み需要”という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、一部ではその傾向も強いようです。ただ、こちらが思っていたほどではないというのも感想です。皆さんはどのようにとらえていますか?

秋(10月頃)を目処に最終的に消費税増税をするのかが決まるそうです。不景気であれば増税凍結ということですが、この不景気の判断がどの部分でなされるのかが不安でたまりません。国が考えている景気と下々の景気は違うと思っています。おそらくは増税だろう・・・という気構えでいないとヤバそうです・・・。


さてさて、増税されるか否かは判断を待つしかありませんが、これに伴って知っておかなければならないこともあります。特に”建築工事”に関して、消費税が変更になる場合には注意が必要なので気をつけてください。

予定では、2014年4月1日から消費税を8%に、2015年10月1日から消費税を10%にするという方針です。
大抵の物販や諸費用に関してはこの期日を気にしていただければよいですが、”建築工事の請負契約”に関しては、この期日後に引渡しを受けても消費税が5%で済む経過措置を受けることができます。
条件としては、

1.増税期日の半年前までに工事契約を取り交わす。
2.工事業者より経過措置の適用を受ける旨の書面をもらう。

です。

例えば、来年の4月1日より消費税が上がるとすると、今年の9月30日までに工事契約をすれば、来年4月1日以降に完成しても消費税が5%で済む、ということです。
注意していただきたいのは、契約を今年9月末までにしても、10月以降に追加工事や仕様変更などで増額してしまう場合には、その追加・変更部分には消費税8%がかかってしまうことです。

もちろん、今年の10月以降に契約しても、来年の3月末までに引渡しを受ければ消費税は5%のままです。ただ、規模にはよりますがこの場合は現実的に工期が厳しいので難しい判断です。

近々に建築工事をお考えの方は、9月末をめどに計画をまとめてみてください。


最近、ガソリンスタンドにはいかれたでしょうか?
石油もどんどん値上がりしています。もう下がらないでしょうね・・・。

意外に石油製品が多い現代の建材。ビニルクロスもそうですし、建材の輸送にもガソリンは不可欠で、ありとあらゆるものが石油価格の高騰に影響を受けます。ここに消費税の増税・・・。しかも”これからの家”は設備機器の設置がたくさん!今後は建築代金の高騰もすごそうです。現在、目にしている家の値段が今後変わらないような物件は要注意です。確実に高くなると思います。そこで”家”をどう考えるか、これは皆さんに委ねられている部分です。これでいいや・・・という時代はもう終わりで、これぞ!という家づくりを進めていただきたいと思います。


余談ですが・・・。

いまからじゃ建物は無理だけど、せめて消費税が上がる前に土地だけは買っておきたい・・・。

と、お考えの方もいるかもしれませんが、土地には消費税がかかりません。
ただし、地主さんと直接売買した場合です。仲介者がいる場合には、仲介手数料に消費税がかかります。

・土地の値段=土地価格(+仲介手数料+仲介手数料の消費税)

なんでもかんでも消費税がかかるわけではありませんので、モノを買うときには確認しましょう。


増税の影響を受けるのは建築業界だけではないんですが、ただ、大きな買い物が”家”であるので影響も比例して大きくなります。いままで通りというわけにはいかないので頭をフル回転で業務にあたります。

仕事って難しいですね。(^-^;
RGでした。
<(__)>rg

ではでは。

++−+