111007-炉端会議


どもども。

【コミュニティ】

10月は、”地域”がテーマです。「こんにちは〜」なんて近所の方と言葉を交わしたり、それも立派な地域社会の一つです。個人レベルでの住空間と周囲の環境、加えてご近所さんを少し考えてみます。

+ WORKs +
a.
現在の住まい、そこに住むきっかけを思い出してください。
b.
ここで暮らしていてよかったなぁ〜と思うことはなんですか?
c.
逆に、ここがもう少しこうなればよいのに・・・と思うことはなんですか?
d.
もし地域の一連のデザインをしていいとしたら、どんな風にしてみたいですか?具体例をあげながら考えてみてください。

あたくしは振り返ってみると引越しの多い人生で、いくつかの地域社会を体験してきました。それぞれ違った慣習や文化があって、すべてが楽しいものではありませんでしたが、違い、というものがあることを知ることができました。建築の仕事をしてきて、最初のうちは建物を考えるのがこの仕事なのだと思っていましたが、いまではかなり違うところにいます。人がいなければ建物はただの”モノ”です。建築は人のいるところにあるからこそその役目があるわけで、やはり大切なの人の営みなのだと思います。
そんな営みや隣近所との交流が生まれることによって地域ごとの文化はできてきました。旅行先で古い街並みが観光名所になっていたりして、「おぉ〜!」なんて感動します。でも、少し落ち着いて考えると、それは必要に応じてつくられた生活の証なんですよね。すると、いまある住宅街が例えば100年後、同じように古い街並みとして観光地になるでしょうか?あたくしはならないんじゃないかな〜・・・と思っています。それほどに昨今はコミュニティが少なくっていると言われるからです。
単純に観光地を目指している・・・とかいうことではなくて、地域社会があることで環境の整備や住空間の充実化、防犯、そんなことが向上すると思っています。一人よりも二人、一件よりも十件の力の方がたくさんのことができます。人付き合いは苦手・・・という方もあるかと思いますが、同じ目標をもって行動するのは、たとえそれが個々であっても大きな力になるので、そんなコミュニティづくりをしていただきたいと思います。
今回のWORKsで、現在の地域についてお聞きしました。おそらく、同じ地域の人で同じようなことを考えている人が半分はいるのではないかと思います。それを少しずつ広げて、まちをつくっていただきたい。過疎化などの問題が地方では深刻化しています。単に社会的な流れでなく、地域の魅力が落ちている理由も否めないでしょう。逆に遠方からそのまちの魅力にひかれてやってくる人もいます。あたくしとしては、君津をそんなまちにしたいな〜と思っています。いつかは魅力あるまちに。それが目標です。

次回は【地域計画】です。難しい話はさておき、どっかのまちを自分の思い思いに計画して遊んでみます。
RGでした。
<(__)>rg

ではでは。

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