110428-住環境


どもども。

【”住”の中の一番】

”環境”についての3回目、まとめの話になります。
前二回の話についてまとめていきます。私生活という環境と地域という環境について話しました。実際の生活では、それぞれが独立して存在することはなく、どこかどこかでつながっています。そのつながりから”住”を見直します。

+ WORKs +
a.
WS 001でまとめた私生活を順位に並べて、その生活のある情景や風景をイメージてください。
b.
WS 002でまとめた地域環境を順位にまとめて、その地域環境と自分の存在との接し方をイメージしてください。
c.
aとbの生活・環境で結びつけられるものとそうでないものを分けながら、自分の生活に欠かせないものをピックアップしてまとめてください。

毎日の繰り返しになりがちな”生活”ですが、小さなことに目を向けると毎日が同じということは決してないと思います。その小さなものを拾い上げることで実際には豊かな生活が築かれていくのではないかと考えます。なんとなく感じているのは、取り巻く環境が直接的に関わる生活をしていながら、それに対して受け身になっているときが多いような気がします。しかし、私生活というくらい、自分のものなので自分で創り出すことも必要になるでしょう。
家の設計ではそれが顕著に表れているような気がします。ですから”住”は、家であり、個人であるのだと思います。それの連続が地域の環境。こうして「街」ができていきます。そのつながりを無視して家づくりも地域づくりもできませんし、生活がへんてこなものになってしまうと思います。
東日本大震災を受けて様々なことが見直されています。エネルギーについても論争が巻き起こっていますね。しかし、生活を形成する要素はまずは皆さんの意識にあると思います。自然をどのように味方につけるのか、自然というものを目の当たりにしてその中でどのように生き、”住”を形成するのか。理屈っぽいですが、そんなことが大事なことだと思います。
WORKsの中で、どちらかといえば休日の過ごし方が”住”に大きくかかわりそうになっているのではないでしょうか?ですが、家は常に存在します。毎日の生活の中にこの家でよかった・・・と思える要素があるのが本当は一番よいです。
ちなみにですが、あたくしは”視線”がとても大事です。毎日何気なくでも見る風景を大切に”住”があるといいな〜と思っています。皆さんのキーワードは、さてさてなんですか?

次回、5月のつきテーマは、”動線”になります。初回は、【生活の流れ】です。
環境からさらに私的なディテールに入っていきます。

明日から出張で妙高高原にいくので、本日アップさせていただきました。
来週月曜日から、元のスケジュールです。GW中、ワークショップや住まい相談にお越しの際はご連絡ください。
RGでした。
<(__)>rg

ではでは。

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